今回は化粧品に入っている「植物エキス」の効果についてのお話です。
植物エキスってほとんどの化粧品に入っていますよね。植物エキスって聞くと、天然で肌に優しそうって思いませんか?
でも、植物エキスって本当に肌に優しくて効果があるものなのでしょうか?気になったので少し調べてみました。
植物エキスとは?
植物エキスとは、水やエタノールなどの溶媒で植物から抽出して得られるエキスです。植物の部位などによって効果や成分が変わります。
化粧品によく入っている植物エキスの紹介欄を読むと、
「すごい効果あるじゃん」
と思うようなことが書いてありますよね。
例えば、ローズマリー葉エキス。
ローズマリーの葉から抽出されたエキスです。
- 高い抗酸化作用と抗炎症作用がある
- 肌のバリア機能を高め肌内部の保湿力をあげる
- 活性酸素を除去、血行を促進し老化を予防
- 美白効果
- 保湿効果
- 上記の作用により、シミ、しわ、くすみ、ニキビ、ニキビ跡、毛穴トラブル、乾燥の改善が期待できる。
えーそんな万能なの?ほんとかなーと思いながらも結構期待してしまうわたし。
さて、これだけ見ると、すごく効果がありそうな気がしてきますが実際のところはどうなのでしょう。
色々なサイトを見て意見をまとめてみました。
植物エキスは効果あり?なし?
【効果あり派】
「実験でも真皮まで到達しているデータがたくさんある」
植物エキスの中には真皮まで浸透し、効果をあたえるものも確認されています。しかし、化粧品の場合は薬機法(旧薬事法)で「角質層より奥深く浸透する」とは言ってはいけないのです。そもそも、化粧品の成分は角質層までしか浸透させてはいけないという決まりがあり、真皮まで浸透したデータを宣伝などに使ってはいけないのです。
【効果なし派】
「植物エキスの濃度がとても薄いため効果はない」
調べてみると、化粧品の成分に書かれている植物エキスの濃度は原料の時点で多くが1%以下で、
化粧品に配合すると、濃度はppm単位※の配合量になっていると考えることできるそうです。
また、専門家の中には角質層までしか浸透しない為、効果がほとんどないという考えの人もいるようです。
※百万分の1をあらわす割合の単位
そもそも、化粧品への植物エキスの配合が濃度は1%以下と決められています。高濃度で配合すると、肌トラブルを引き起こす場合が多い為です。
1%以下しか入っていないのか・・・・そう聞くと効果がなさそうな気がしてきます。ただ、化粧品への植物エキスの配合濃度1%以下には理由があります。
1%以下でも目的に合った相応の効果が期待でき、安全性と効果のバランスを考えている為です。植物エキスは高濃度で配合すると、肌トラブルを引き起こす場合が多いのです。その為、化粧品への植物エキスの配合濃度は1%以下と決められています。
おわりに
植物エキスの中でも、効果があるものとないものに分かれるのでしょうか?
う~ん。せっかく使っている化粧品に入っているんだから是非効果があってほしいけど、調べてみると効果がないような気がするなー( ˘ω˘)スヤァ
個人的にはやっぱり効果はると信じたい!!