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セラミドは保湿成分じゃない⁉ラメラ構造って何?

セラミドは保湿成分じゃない⁉ラメラ構造って何?のキャッチ画像スキンケア

今回は、一般的に肌がうるうるのツヤツヤになる保湿成分だと言われている「セラミド」の効果とセラミドと親密な関係にある「ラメラ構造」についてお話ししたいと思います。

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セラミドの作用と効果

化粧品のボトルの写真

セラミドの作用・効果は、

角質層にあるラメラ構造を整え肌のバリア機能を高める

です(´・ω・`)

セラミドの効果は一般的に、

「高い保湿力を持つ成分で乾燥がすぐ改善されお肌がぷるぷるになる」

と思われています。

実際、ネットや広告などにセラミド=高保湿成分と思うような文が書かれています。 私も単純にそう思っていました。 ただこれだと、少し誤解があります。間違ってはいません。 確かに、肌に作用した結果、保湿効果につながる為保湿成分と言えますが、単純に保湿成分だけでは説明不足です。
まずは、ラメラ構造について説明します。

ラメラ構造とは?

肌の表皮の一番上には角質層が存在していて、「角質細胞」と「細胞間脂質」から成り立っています。 角質層の細胞間脂質は、油相と水相が交互に規則正しく重なり、ミルフィーユのような層状になっています。 水になじみやすい水相の間では、水分をはさんで逃がさないようにしています。
この構造を、ラメラ構造といいます。
細胞間脂質(ラメラ構造)が正常であるという事は、肌のバリア機能を保つために重要なことです。バリア機能が低下すると、敏感肌や乾燥肌になってしまいます。

  • ラメラ構造が整っていると・・・
    肌のバリア機能が正常になり、外からの刺激や異物の侵入をや肌の水分が外へ出て行くのを防いで、キメが整ったうるおいのある肌になります。
  • ラメラ構造が乱れると・・・
    敏感肌や乾燥肌になりニキビや開き毛穴、しわなどの様々な肌トラブルを引き起こします。
細胞間脂質
細胞と細胞を接着するセメントのような役割をする油です。細胞間脂質はセラミド(スフィンゴ脂質)、遊離のコレステロール、遊離脂肪酸、などから構成されています。 セラミドは細胞間脂質の50%を占める為、肌を健康に保つためにはとても重要な成分です。

肌の3大保湿因子

うるおいのある健やかな肌を保つためには、肌の3大保湿因子の機能が正常であることが重要です。肌の3大保湿因子は、水分を蓄えて肌を乾燥や刺激から守ります。

  1. 皮脂膜
    皮膚表面を覆っている薄い油膜です。わずか0.5ミクロン(1/2000ミリ)の薄さで肌の表面をコートしていて、天然の保湿クリームと呼ばれています。 健康な肌は弱酸性で、細菌などの増殖を防いでくれます。
  2. NMF(天然保湿因子)
    角質細胞内にあり、水分をつかまえて抱え込む役割をしています。NMF(天然保湿因子)の主成分のアミノ酸です。
  3. 細胞間脂質
    角質層の細胞と細胞の間にある脂質で、その主成分がセラミドです。
    水になじむ部分(親水基)と油になじむ部分(親油基)の2つの性質を持っていて、水分を挟み込み蓄え、過剰な水分の蒸散を防ぎます。これらが規則正しく交互に重なる構造を、ラメラ構造と言います。

皮脂膜やNMF(天然保湿因子)、細胞間脂質の機能が低下すると、外からの刺激を受けやすくなるターンオーバーが乱れる角質層内の保湿成分が不足し、水分が過剰に蒸発します。

その結果、肌が乾燥して肌荒れを引き起こしてしまいます。

セラミドで保湿機能を高めよう

お風呂に入る女性の画像

セラミドとは?

セラミドは、人体にもともと存在するもので、表皮の角質層にある細胞間脂質のひとつです。細胞間脂質の50%占めています。セラミドは10種類以上あり、細かく分類すると300種類にもなるそうです。

また、細胞の増殖や分化、プログラム細胞死(PCD)などの細胞シグナル伝達物質としての役割もあります。セラミドは肌をすぐにプルプルにしてくれる保湿機能はありませんが、ラメラ構造を整え、肌のバリア機能を向上する為、その結果肌の保湿力が底上げされるのです。

セラミドが減ると?

細胞間脂質にあるセラミドが減ると、ラメラ構造が乱れてしまい、肌のバリア機能が低下します。その結果、外からの刺激を受けやすくなったり(敏感肌)、肌が乾燥してしまいます(乾燥肌)。

また、アトピーになりやすいといわれています。 ターンオーバーの乱れなどによりセラミドが減ると、セラミドの生産量が減り、さらにターンオーバーが乱れてしまうという悪循環に陥ります。

セラミドが減る原因

  • 加齢による減少
    セラミドの生産力は30代で急激に落ち、50代になると20代の半分以下になると言われています。
  • 過剰な洗顔による減少
    肌を長時間ゴシゴシと洗うと肌への負担が大きくなり、刺激を受けやすくなる。また、洗浄力の強い洗顔料やクレンジングなどを使うと、セラミドを溶かし、角層からセラミドが流れ出してしまうため、肌が乾燥しやすくなります。
  • ターンオーバーの乱れによる減少
    セラミドはターンオーバーの過程で生成されます。ターンオーバーが乱れると、セラミドの生成量が減り、肌が乾燥してしみます。
  • 熱いお湯での長風呂で減少
    熱いお風呂に長時間入っていると皮膚がふやけてセラミドが流れやすくなります。また、熱いお湯は皮脂を多く奪ってしまうため、肌が乾燥してしみます。

まとめ

セラミドは角質層にある細胞間脂質の主成分。
細胞間脂質は水と油の両方になじむ性質を持ち、それが交互に重なり合い層をつくっています。(ラメラ構造)
細胞間脂質は水分を挟み込み蓄えます。ラメラ構造が正常だと、肌のバリア機能が向上し外からの刺激や水分の蒸発を防いでくれます。細胞間脂質の大部分を占めるセラミドが不足すると、肌のバリア機能(ラメラ構造)が低下し乾燥や肌トラブルを引き起こします。

セラミドは肌のバリア機能を正常化し高めてくれるもの

肌の保湿機能が高まる

セラミド配合化粧品を使ったからと言って、肌が潤ってすぐに乾燥肌が改善されるわけではないんですね。

ちあきち
ちあきち

セラミドでバリア機能を高めて、肌トラブルを改善しましょう!

※こちらの記事の内容は調査当時のもので、変わることもあります。 また、記事の内容が必ずすべての人に当てはまるわけではありません

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