ブログやサイト運営をしていると、書いた記事がどんなキーワードでSEOの検索順位を獲得しているのか気になりますよね。
もちろん狙ったキーワードで検索結果の上位にランクインするのが一番ですが、狙ってなかったキーワードで上位化してることがよくあります。
そんなわけで今回は、自分でも把握できていない意外なものまで「どんなキーワードで検索順位が付いているのか」を調べる方法について解説します。
URLを入れるだけで調べてくれるツール
まず最初におすすめしたいのは「Keywordmap-SEO」というサイトです。
こちら、色々なお役立ちツールが1つになったサイトなのですが、今回はこのサイトの「自然検索ワード」という機能を使います。
使い方は超カンタン!
メニュー内の「サイト流入分析」にある「自然検索ワード」というページにアクセスして、調べたいページのURLを入れて検索するだけ!
試しに【ヨドバシカメラ】さんのURLを入れてサーチしてみました。
https://www.yodobashi.com/
▼クリックで拡大表示
こんな風に「どのページが、どんなキーワードで、SEOの何位にいるのか」をリスト形式で表示してくれます。
モバイルでも表示されますがレスポンシブ対応してないようなので、タブレットやパソコンで使うと良いでしょう。
嬉しいことに、「順位」だけでなく「検索Vol」「CPC」「競合性」「推定流入数」「ランディングURL」まで表示されているではありませんか。更新日も割といい感じ。
例えば一行目の『ols sp』っていうキーワードがSEOで2位になっていて、すごく検索ボリュームが多いですが、何だコレ???と思ってよく見てみたら『折るセラカッター』というカッターナイフの替え刃がランディングURLになっていました。
へぇ~~こんな商品がSEO上位に居て、しかもよく検索されてるんだー
他にも『防寒 カメラ』とか『スマートウォッチ』など気になるキーワードが見つかっていますね。
市場調査やユーザーニーズも知ることができ、どのあたりのキーワードに注力してマーケティング的に深掘りすべきかが分かります。
また自身のサイトURLをこのサイトで調査すれば、どのあたりを改修していけば良いかの指針にもなりそうです。
画像を見て分かるように、登録せずに使う場合はほんの数件しか表示されません…。これはもっと知りたくなりますねー!
もし気に入ったらまずは「1週間の無料トライアル」も実施してるので、試しに登録してみてはいかがでしょう。
サーチコンソールで調べる
こちらも無料で機械的に調べる方法です。
みんな大好き!Googleサーチコンソール!これを使って調べます。
やり方はちょっと手間がかかりますが、簡単です!
まずは、サーチコンソールにログインして、調べたいサイトを選択し、「検索パフォーマンス」のタブを開きます。
デフォルトの状態だと「平均CTR」と「平均掲載順位」が選択されていないので、今回は一番右の「平均掲載順位」を選択しておいてください。
そして、すぐ下に「クエリ」「ページ」「国」「デバイス」~というタブが並んでいますので、この中の「ページ」というタブを選択してください。
すると、先ほどまで表示されていたクエリが、ページのURLに切り替わったと思います。
この状態で、リストの右上にある「フィルター」のアイコンをクリックします。
フィルターの種類は「ページ」「クリック数」「表示回数」など5つ用意されていますが、今回は「ページ」だけチェックを付けてください。
すると、URLを入れる欄が出てきますので「次を含む」のまま、調べたいページのURLを入力してください。
これでひとまず、調べたいページがリストに1件表示されるので、リスト内のURLをクリックします。
見た目は先ほどと同じですが、画面上部に「ページ:http~~」というURLが1つ選択された状態になります。
この状態を確認したら、最後に「クエリ」というタブをクリックしましょう。
これで完了です!
どんなキーワードでこのページが検索され、SEOの何位にランクインしているかが表示されていますね。
ただし、サーチコンソールが教えてくれる掲載順位は、あくまで目安。正確な順位と異なる場合があるのでご注意ください。
さらに深堀りして改修点を探す方法と、どのようにして記事を改修すれば検索順位が上がるのか…
これについては以下の記事に詳しく書いたので、よかったらついでに読んでみてね。
■内部リンク
アナリティクスでも調べられます
上記のサーチコンソールと同様に、アナリティクスでもページごとの検索クエリを調べられます。
まずは、アナリティクスにログインして「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」と進みましょう。
するとテーブル内に「Organic Search」という項目がありますので、ここをクリック。
合計数が多い順に並んでいますが (not provided) や (not set) といった表示なってしまうことが大半でしょう。
not set はデータが取得できなかった時に表示されるもので、not providedはSSL通信などによる暗号化によってGoogle側が意図的に情報を開示しないようにしています。
ですので、これはもう甘んじて受け入れるしかありません。
これらを除外するため、テーブルの右上にある「アドバンス」という文字をクリックして、以下のように設定します。
除外・キーワード・含む・not この状態で下にある「適用」を押します。
次に、テーブルの上にある「セカンダリ ディメンション」というプルダウンを押して「ランディングページ」を選択してください。
これでどのページに、どんなキーワードで、何人のユーザーが流入しているかが分かります。
実際にGoogleで検索して調べる
かなり面倒な方法になりますが、人海戦術ですね。
狙ったキーワードで自分が書いた記事がランクインしてるか、実際にGoogle検索して調べる方法です。
例えば…「ダイエット りんご」というキーワードで1位を狙いたいと思って書いた記事なら、そのままGoogleの検索フォームに「ダイエット りんご」と入力して検索しましょう。
検索結果が表示されたら、ここで「F検索」を使います。
パソコンのキーボードで、左下のあたりにある「Ctrl」というボタンを押しながら「F」のキーを押してください。
すると、大抵のブラウザで右上のあたりに入力欄が表示されますので、ここに自分の書いたサイトのトップページのURLを入力します。
ここで一つポイントなのは、書いた記事があるページのURLではなく、サイトのトップページのURLを入れて探すという点です。
…と言いますのも、書いた記事ではなく別の記事が狙ったキーワードでランクインしてる場合があるためです。
本来、これが起きるということは過去に同じような記事を書いて投稿してるため、カニバリゼーションといって記事同士が共食いしてしまう要因になるため、SEO的には避けるべきとされていることですが、この話はまた別の機会にでも…。
さて、それではトップページのURLを入れて「F検索」してみましょう!
該当件数が「0/0」となってる場合は、残念ながら1~10位にはランクインしていませんね。
ページの一番下までスクロールして、次のページ(11~20位)でも同じようにF検索、それでもヒットしなければまた次のページへ…
といった具合に、URLがヒットするまでF検索を続けて、ヒットした場合にはそこが調べたキーワードでの検索順位です。
スマホの検索順位をF検索する場合
スマホ・モバイル版のGoogle検索は、パソコン版の順位と別になっているので、モバイルの順位を知りたい場合は、右クリックして検証(デベロッパーツール)を開いてください。
すると画面の右側にコードが書かれた謎のエリアが表示されると思います。
ここの上のほうに、四角い箱みたいなアイコンがありますので、これをクリックします。
すると検索結果の画面が細長くなります。この状態でキーボードの「F5」を押して、画面を再読み込みしましょう。
これでモバイル版の検索画面になりました。
この状態でも先ほどと同じように「Ctrl」+「F」をキーボードで入力すれば「F検索」ができますので、同じように検索順位を調べることができます。