名医のTHE太鼓判!【老化の元凶「悪玉物質・AGE」鍋で突然死のリスクが低下】2018.12.10(月)こちらの記事では、2018年12月10日(月曜日)放送、名医のTHE太鼓判!【最強鍋で突然死を防ぐぞ!SP】の番組内容や情報を載せています。
冬といえば鍋ですよね!最近ぐっと気温が下がりそろそろ鍋が恋しい季節になりました。そんな鍋に驚くべきパワーがあることがわかりました!
それは・・・・
突然死のリスクを低下させる
です。
しかし、鍋すべてに効果があるわけではありません。突然死のリスクを低下させる鍋とはズバリ「黄色い鍋」。いったい黄色い鍋とはどのような鍋なのでしょうか?
冬の突然死の原因・悪玉物質AGEとは?
普段みんなが摂っている糖分の液に、牛の骨を10日間浸しておくと・・・茶色く変色してしまいました(糖化)。
摂取した糖が体内でタンパク質と結合すると悪玉物質が出来てしまいます。
これをAGE(終末糖化物質)といいます。
糖化してAGEが溜まった骨はもろくなり、折れやすくなります。AGE骨だけでなく全身に悪影響を及ぼします。
50歳異常は特に注意!
体内に溜まったAGEを放置しておくと突然死のリスクが高くなります。AGE測定器というものがあり10秒ほどで測ることが出来ます。
実年齢<糖化年齢=AGEが多い
【ゲストの糖化年齢をチェック】
最も若いのは勝俣州和(53)
53歳→44歳 ‐9歳
最も高いのは松嶋尚美(47)
47歳→78歳 +31
AGEは調理方法によって増える量が変わります。
AGEが増える調理法
炒める→焼く→揚げるの順番でAGEが上がります。焼き色がついたり焦げるとAGEが増えるのです。
さらに、長い時間・高い温度で調理するとAGEが上がるのです。また、AGEは食材によっても増える量が変わります。
1日の摂取目安は15,000exAGE | |
---|---|
ごはん(白米) | 16exAGE |
チャーハン | 7885exAGE |
水餃子 | 4689exAGE |
焼き餃子 | 8668exAGE |
カツカレー | 17,337exAGE |
体内のAGEは運動などでも減らすことが出来ますが、やはり調理法を変える(高温調理を控えるなど)ことが最も効果的です。AGEを極端に抑制することが出来るのが、冬の定番料理「鍋」なのです!
突然死のリスクを低下させる黄色い鍋とは?
鍋は100度以下の低温・中温料理なので、AGEが少ないといわれています。AGEが溜まることにより高まる突然死のリスクを低下させる最強の健康鍋は黄色い鍋。
この黄色い鍋の正体は・・・
生姜鍋
です。
生姜をよく食べる人はAGE年齢が若い!
生姜をよく食べるという高知県四万十町の方々の糖化年齢はやはり低かったのです。
一番差があったのは生姜農家のAさん
実年齢65歳→糖化年齢24歳で-41歳
なぜ生姜はAGEを抑えるの?
生姜の中には、糖化・AGEを抑える成分が入っています。その成分は辛み成分でショウガオールといい、ジンゲロールが変化した成分です。体を温め、AGE抑制酵素が活性化し体に蓄積するのを防いでくれます。
生姜のショウガオールは、体内のAGEを減らしてくれるすごい成分なのです!
スタジオの皆さんで生姜鍋をいただきまーす。
生姜の食感がよく、ほどよい辛みで食べやすいそうです。塩分も抑えられます。スーパーなどで売っている生姜は時間がたって乾燥しているため、すりおろして使うのがよいそうです。
生姜は高血糖にも効果的!
AGEは食事からだけではなく体内でも作られます。血液中の糖とタンパク質が結びついて糖化が起こりAGEが蓄積されていきます。高血糖の方はAGEが溜まりやすいのです。生姜を温めると生まれるショウガオールは血液中の糖を外に出して、血糖値を下げる働きがあります。
普段から生姜を食べている生姜農家の食後の血糖値を計測したところ、ご家族全員、食後の血糖値が正常値でした。
栄養が高い鍋の調理方法
簡単で栄養満点の鍋ですが、調理法で栄養価が変わるんです。番組では、松嶋尚美さんと虻川美穂子さんの鍋の調理法を栄養学の先生がチェックします。チェックする先生は管理栄養士・食生活コンサルタントの浅野まみこ先生と東京慈恵会医科大学付属病院栄養部赤石定典先生です。赤石先生は「その調理、9割の栄捨ててます!」という本の監修をしている方です。
この本、管理人も持っています!とても参考になりますし、役立っています。
先生方が指摘した、二人の調理法で間違っていた個所を紹介します。
虻川さんは白菜を包丁で切りざるで水洗いをしていました。
これがNG
白菜は切ってから洗うと断面からビタミンCやカリウムが流れ出てしまいます。
松嶋さんは人参の皮をむいて使用していました。
これがNG
にんじんは皮の周りにいちばん栄養がありますので、皮をむかずに使用しましょう。
そして2人の一番の問題点は食べる量。松嶋さんは栄養が少なすぎで虻川さんは多すぎるそうです。虻川さんは、小さい子供と二人だけの食事なので、4人前の鍋をほとんど一人で食べていました。
赤石先生「お相撲さんです!」
完全に栄養の摂りすぎです!肥満が気になるところですが、さらに気を付けなければならないのが塩分です。鍋は栄養たっぷりでおいしいですが、塩分に気を付けなければいけません。市販の鍋のスープ1袋で約15gもの塩分量だそうです。
1日の塩分摂取目標
- 男性 8g未満
- 女性 7g未満
塩分を摂りすぎることによる危険性
塩分を摂りすぎると、血圧が上がります。また、腎臓が悪くなったり、不整脈や心臓の病気などの突然死につながる可能性があります。日本人の3人に1人は高血圧だと聞きますし、塩分の摂りすぎは普段から気を付けている方も多いかと思います。例えば醤油やみそを減塩のものに変えたり、味付けを薄くしたりなどいろいろ気を使っているかと思います。
ここで、塩分に関して新常識です!
味噌は血圧に影響しない!
味噌は、塩分が多いイメージですがなぜなのでしょうか?
味噌には、メラノイジンという抗酸化物質が含まれています。このメラノイジンが血圧を下げる働きを持っています。生活の中で、効果が実感できる瞬間があるそうです。それは、味噌汁を飲んでいるときです。味噌汁を飲んでホッとする感覚は、メラノイジンが血圧を抑える役目を果たしているということになるそうです。
心拍を穏やかにし、興奮状態を抑制。血圧の上昇を抑える。
そしてメラノイジンの含有量が多いのは赤味噌です。赤味噌は蒸して作りますが、この蒸すという工程で大豆の中にメラノイジンが作られます。また、赤味噌は熟成させるため、メラノイジンがさらに増えます。
赤味噌が本当に血圧を下げるのかどうか、高血圧で悩む貴闘力さんで検証!
【2週間1日40gの赤味噌を摂取】
改善前の血圧 :153~170mmHg
改善後の血圧 :140mmHg
半信半疑だった貴闘力さんも赤味噌の効果に驚いていました。
赤味噌ちゃんこ鍋の作り方
番組内(児島キッチン)で紹介された貴闘力さん特製の赤味噌ちゃんこ鍋の作り方を紹介します。
- 肉団子を鍋に入れだしを摂る
肉団子は、赤味噌・豚肉・鶏肉・白菜・人参などの野菜で作られています。 - 赤味噌、野菜を入れて煮る
完成!

絶対美味しいですよこれ!管理人も作ってみようと思います。
AGEについて
AGEについて更に詳しくまとめてみました。
AGEは老化の元凶。AGEとは、タンパク質と糖が反応する(糖化)とできる物質です。このAGEが老化の原因物質だと言われています!AGEが身体に蓄積されるしくみは2つあります。
- 体内で作られる
血液中のブドウ糖が増えるとタンパク質に結び付き糖化が起こります。そして、このままどんどん糖の量が増えるとAGEが身体に蓄積していきます。糖尿病などで血糖値が高い状態が続くとAGEがどんどん蓄積されていきます。 - 食事から摂取する
AGEは様々な食べ物に含まれています。タンパク質と糖が加熱されてできた物質もAGEが含まれています。食欲そそるこんがり焼けたお肉や魚にはAGEがたくさん含まれています。(メイラード反応)
メイラード反応とは、食べ物に含まれるタンパク質と糖を加熱すると見られる、褐色物質を生み出す反応のことです。(別名アミノカルボニル反応)つまり、炒めた玉ねぎや焼きおにぎり、お肉の焼き色のように食材が茶色くなる現象です。ルイ・カミーユ・メヤール20世紀にフランスの科学者により研究が行われていたためメイラード反応と名づけられました。この食欲をそそる焼き色が老化の原因なのです。
AGEで起こる老化現象
- 心筋梗塞
- 動脈硬化
- がん
- 骨粗しょう症
- アルツハイマー病
- シミ、しわ
- 白内障
- 抜け毛、白髪
高温調理でAGEが10倍に!
AGEは、直火や揚げ物など高温で調理した料理に多く含まれています。唐揚げはAGEの量が、ゆでたものの10倍にもなるようです。管理人は唐揚げの方が断然好きなのにー揚げたら何でもおいしいと思いませんか?炭火の焼き鳥なんかもう最高ですよ!でもAGEの量が跳ね上がります。
AGEを多く含む食事
- 揚げ物
- ステーキ
- 焼肉
- 焼き鳥
- パンケーキ
- 燻製食品
- バター
AGEをためない食事方法
AGE(糖化)をためない食事方法を紹介します。AGEは食後の血糖値を急に上昇すると体内に大量に作られます。ですので、血糖値を急に上げないということが大切です。血糖値を急に上げない食事方法は、よく噛んでゆっくり時間をかけて食事を摂ることです。2つ目は、食べる順番を変えることです。野菜やきのこなどには、糖の消化・吸収を遅らせる作用があるため、最初に食べましょう。また、AGEが多く含まれる食事は避けましょう。AGEが大量に含まれる食事を毎日食べ続けると病気のリスクが上がってしまいます。
おわりに
今回、名医のTHE太鼓判!でAGEについて初めて知りました。AGAならよく聞くけど(^ω^)こ
んがり焼けたおいしそうな食事にこんな危険性があったなんて知りませんでした。管理人は心配症で何でも焼きすぎてしまうので、気を付けようと思います。魚は最近茹でてますが(-ω-)/
大好きな超カリカリベーコンはもうやめた方がいいですね。あと、塩分の摂りすぎ食べすぎも改善しないと。もっと、食事に気を付けなければと反省しています。
名医のTHE太鼓判!【最強鍋で突然死を防ぐぞ!SP】
出演者
MC : アンジャッシュ(渡部建)・山瀬まみ
レギュラー出演 : 児嶋一哉(アンジャッシュ) ,・原西孝幸(FUJIWARA) ・ 藤本敏史(FUJIWARA)
ゲスト : 伊藤かずえ・勝俣州和・貴闘力・松嶋尚美
医師 : 伊藤明子・上原誉志夫・大竹真一郎・丸田佳奈・森田豊
ナレーション : 竹内まなぶ(カミナリ)・石田たくみ(カミナリ)